学習・技術検証用デモ — 本システムは実際の銀行サービスではありません。

公開情報をもとに構築した教育目的のシステムです。実在する個人情報・口座情報・機密情報・認証情報等を入力しないでください。

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INTERMEDIATE · 中級COURSE 09 · BANKING ENGINEERING

銀行エンジニアリング 11:試算表・貸借対照表・損益計算書

銀行の収益の中心は「利息」です。受取利息・支払利息・手数料がどの科目に入り、利益がどう純資産へ積み上がるかを、MiniBankの数字で確かめます。

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BANKING ENGINEERING · 銀行エンジニアリング

v8以降に実装した台帳・記帳エンジンなどを実際に動かし、正常時と異常時の両方から銀行システムの構造を学ぶ。

Prerequisite: BANKING SYSTEM

LEARNING GOALS

このページで学ぶこと

  • 試算表から BS と PL を作る流れ
  • 受取利息・支払利息・手数料の科目
  • 利益剰余金が収益−費用の累計になる理由

PLAIN LANGUAGE

まず、ここだけつかむ

1

試算表からBS(ある時点の状態)とPL(期間の成果)を作ります。

2

銀行の収益の中心は受取利息と手数料、費用の中心は支払利息です。

3

PLの利益の累計が、BSの利益剰余金になります。

DIFFICULT PARTS, STEP BY STEP

難しいポイントを、順番にほどく

専門用語を覚えることより、「なぜ必要か」「このシステムのどこで使うか」を理解することが目標です。

01

Net Interest Income(資金利益)

やさしく言うと

受取利息と支払利息の差です。

なぜ必要?

預金を集めて運用する銀行の基本的な稼ぎを表すためです。

Minibankでは

4100 − 5100 で読み取れます。

02

Retained Earnings(利益剰余金)

やさしく言うと

これまでの利益の累計です。

なぜ必要?

PLの成果をBSにつなげるためです。

Minibankでは

3200。収益−費用の累計を表示時に加えます。

03

会計の不変条件

やさしく言うと

どんな取引でも崩れない関係です。

なぜ必要?

機械的に正しさを確かめられるためです。

Minibankでは

借方=貸方、資産=負債+純資産をテストと締めで確認。

Level 1 基礎:3つの表の関係

  1. 01試算表(すべての科目の借方・貸方)
  2. 02BS:資産・負債・純資産(ある時点の状態)
  3. 03PL:収益・費用(ある期間の成果)
  4. 04PLの利益 → BSの利益剰余金へ

Level 2 銀行業務:銀行の収益と費用

受取利息と支払利息の差を資金利益(Net Interest Income)と呼び、預金を集めて運用する銀行の基本的な稼ぎ方を表します。

科目内容MiniBankで発生するイベント
4100 資金運用収益(受取利息)運用資産から受け取る利息CENTRAL_BANK_INTEREST(中央銀行預け金への付利)
4110 貸出金利息貸付金から発生した利息収益LOAN_INTEREST_ACCRUAL(融資の利息計上、v14)
4200 役務取引等収益(手数料)サービスの対価SERVICE_FEE_CHARGE、他行宛送金の手数料、v7の手数料
5100 資金調達費用(支払利息)預金者に支払う利息DEPOSIT_INTEREST_PAYMENT、定期預金の満期利息

Level 3 システム:MiniBankでの実装

  • gl.trial_balance(時点) が勘定科目ごとの借方・貸方合計と残高を返す
  • gl.profit_and_loss(開始, 終了) が期間の収益・費用・当期純利益を返す
  • gl.balance_sheet(時点) は 3200 利益剰余金に「収益−費用の累計」を加えて表示し、資産=負債+純資産を検証する
  • DBテストでは、手数料500円・支払利息120円・受取利息300円を記帳し、PLの当期純利益680円と利益剰余金の増加680円が一致することを確認している

異常時:BSの資産と負債+純資産が合わない

段階内容
症状BSの balanced が false、日次締めが BALANCE_SHEET_BALANCED で止まる
考えられる原因勘定科目に対応しない勘定がある、借方=貸方でない仕訳がある
調べ方試算表の借方合計・貸方合計、Posting整合性チェック、未対応勘定の一覧を順に見る

Level 4 アーキテクチャ:会計の不変条件をテストにする

「借方合計=貸方合計」「資産=負債+純資産」「PLの利益=利益剰余金の増加」は、どんな取引をしても崩れない不変条件です。MiniBankはこれらを画面の表示だけでなく、DBテストと締めの検査項目として機械的に確かめています。

どこを確認すればよいか

  • 管理画面「銀行会計・締め」→ BS・PL(当月)・試算表
  • 各勘定科目のリンクから仕訳まで

CHECK YOUR UNDERSTANDING

3問で理解チェック

答えを頭の中で考えてから、各項目を開いて確認してください。

Q1手数料500円・支払利息120円・受取利息300円の当期純利益は?
答え

680円です。

Q2MiniBankは損益振替仕訳を記帳しますか?
答え

しません。BS表示時に累計を計算します。

Q3預金の受け入れはPLに表れますか?
答え

表れません。

ここまで読めましたか?

完全に暗記する必要はありません。大切な考え方を説明できそうなら押してください。

SOURCE TRAIL

根拠と関連教材

CURRENT IMPLEMENTATIONは確認したrepository内の実装です。HISTORICAL IMPLEMENTATIONは導入・修正の履歴で、後続migrationによる再定義があり得ます。RELATED LESSONは教材への案内で、実装の一次Sourceではありません。ASSUMPTIONは仮定、UNKNOWNは未確認を表します。

確認基点: d02eae8914f39cbf06bfe422dc39c71886f82b3e / 2026-09-11。稼働環境への適用確認: UNKNOWN。パス実在の自動検査と、記述した技術的事実の確認は別です。

Implementation Status: IMPLEMENTED IN MINIBANK(この教材が扱うコードの範囲)

  • RELATED LESSON/docs/be-bank-accounting-basics預金は銀行の負債
  • CURRENT IMPLEMENTATIONsupabase/migrations/20260924120000_v10_bank_accounting.sqlgl.trial_balance / gl.balance_sheet / gl.profit_and_loss試算表・BS・PL(仕訳を勘定科目で集計)
  • CURRENT IMPLEMENTATIONscripts/banking/v10-accounting.test.mjsBS/PL、補助元帳差異の検出、仮受金、締めのDBテスト