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ADVANCED · 発展COURSE 07 · ENTERPRISE ARCHITECTURE

Information Architecture:Conceptual Model・Metadata・Lineageをつなぐ

table定義だけではdataの意味を守れません。業務概念からlogical・physical modelへ落とし、metadataとlineageで生成・変換・利用を追跡します。

11 / 15
ENTERPRISE ARCHITECTURE · エンタープライズアーキテクチャ

Business・Application・Data・Technologyを横断し、全体最適の設計へ広げる。

先に学ぶ内容 — Prerequisite: 金融IT・信頼性

学ぶこと — LEARNING GOALS

このページで学ぶこと

  • Conceptual・Logical・Physical model
  • Business・Technical・Operational metadata
  • Data lineageと変更影響分析

体験56 · METADATA / LINEAGE(意味と来歴をつなぐ)

table定義(column名と型)さえ揃っていれば、データの意味は十分に伝わるか確かめよう

まずは予想をひと言。本文を読んだ後、教材内の参照元で実際のschemaとlineageの例を確認します。

体験学習 · STEP 1 / 5
  1. 01
    まず予想する — PREDICT

    まずここだけ:思ったことをひと言書く

    table定義(column名と型)さえ揃っていれば、データの意味は十分に伝わると思いますか?

    正解でなくて大丈夫です。「〜だと思う」から始めてみましょう。

    ヒント1を見る

    column名と型だけで、その値がどこから来たか分かるでしょうか?

    ヒント2を見る

    振込金額は、requestから画面表示までどんな経路をたどるでしょうか?

    もっと詳しく:この問いで使う専門用語
    • Conceptual Modelは、業務の主要概念と関係を技術から独立して表します。
    • Metadataは、dataを理解し管理するためのdataです。
    • Lineageは、dataの発生源、変換、移動、利用先のつながりです。
まずはひと言だけで大丈夫です。

この後の本文を最後まで読んでから、実際に操作して確かめるステップへ進みます。

日常語で理解する — PLAIN LANGUAGE

まず、ここだけつかむ

1

Conceptual、Logical、Physical、API modelは目的が違い、相互に追跡できることが重要です。

2

Metadataは名前と型だけでなく、業務意味、owner、機密性、品質rule、lifecycle、利用状況を含みます。

3

Data Lineageは値がどこから来てどう変換され、どの報告・判断へ届いたかを説明します。

順番に理解する — DIFFICULT PARTS, STEP BY STEP

難しいポイントを、順番にほどく

専門用語を覚えることより、「なぜ必要か」「このシステムのどこで使うか」を理解することが目標です。

01

Conceptual Model

やさしく言うと

業務の主要概念と関係を技術から独立して表します。

なぜ必要?

関係者が共通言語を持つためです。

Minibankでは

Customer、Account、Transfer、Journal、Auditの関係を表します。

02

Metadata

やさしく言うと

dataを理解し管理するためのdataです。

なぜ必要?

列名だけでは意味、責任、機密性、品質を判断できないためです。

Minibankでは

account_idの意味、owner、分類、保持期間を記録します。

03

Lineage

やさしく言うと

dataの発生源、変換、移動、利用先のつながりです。

なぜ必要?

誤りの影響、規制報告の根拠、変更impactを説明するためです。

Minibankでは

transfer requestからjournal、balance表示、auditまで追跡します。

発展 — ADVANCEDもっと詳しく確認する最初の学習では読まなくても問題ありません。仕組みをもっと深く理解したい場合に開いてください。

3段階のData Model

physical tableから業務意味を推測すると、同名異義・暗黙code・nullable理由を誤ります。conceptualからtraceします。

Model表すもの例
Conceptual業務概念と関係Customer owns Account; Payment posts Journal
Logical属性、identifier、cardinality、rulePayment has amount/currency/status
Physicaltable、column、type、index、partitiontransfer_requests.amount bigint
API / Event境界で共有するprojectionCreatePaymentResponse、payment.completed

Metadataはdataを使えるようにするdata

Metadata例
Business用語、owner、定義、計算、policy
Technicalschema、type、key、lineage、API
Operationalfreshness、volume、quality result、job status
Securityclassification、access、masking、retention
Governanceapproval、exception、issue、certification

Lineageで事実を逆向きに追う

障害時には逆向きに、source変更がどのreport・API・model・顧客表示へ影響するか追います。column lineageだけでなく、業務ruleと手作業変換も対象です。

  1. 01経営reportのrisk exposure
  2. 02集計metricと計算version
  3. 03warehouse table / pipeline
  4. 04source application field
  5. 05business transaction / original event
  6. 06入力・判断・actor・timestamp

Minibank Lineage演習

教材のrelated codeは小さなlineageです。実運用ではschema・pipeline・dashboard・owner・quality resultまでmachine-readableに結びます。

表示・判断追跡経路
口座残高UI→account API→cached_balance→journal集計との照合
振込完了response→transfer→request/OTP→journal→audit
Trial Balanceadmin UI→aggregation→ledger accounts/lines
Integrity Issueadmin UI→check run→detector query→source records
Java failureReasonDTO→Gateway→SQLSTATE→PostgreSQL RAISE

体験学習の続き · LEARNING LOOP

ここまで読めましたか?続けて確認してみましょう

Conceptual ModelとLineageの考え方を読んだところで、教材内の参照元で実際のschemaとlineageの例を確認し、自分の言葉で説明してみます。

STEP 2〜5 / 5
  1. 02
    仕組みを確かめる — CONCEPT CHECK

    画面操作なしで、仕組みを確かめる

    この仕組みは、Mini Bankの画面には現れません。次のEvidenceとCode Trail、教材本文だけで理解を進めます。

  2. 03
    証拠を確認する — EVIDENCE

    何を見たか、1つずつ確かめる

    Evidence(判断の根拠となる記録)を確認したらチェックします。各項目の「何を見るか」を手がかりにしてください。

    画面を開けない項目は、Source Trail(教材の参照元)と教材の説明で確認できます。失敗を実際に起こす必要はありません。

  3. 04
    コードの処理経路を追う — CODE TRAIL

    コードを書く必要はありません

    ここでは「説明されている仕組みが、実際のMini Bankのどこに実装されているか」を確認します。まずは日本語の役割説明を読み、入力した依頼がどこへ渡るかをつかみましょう。コードの全文を読む必要はありません。

    まずAPI向けのschema定義を見て、次にDB側の変換ruleを見ます。同じ金額がどう複数の記録へ伝播するかを確かめましょう。

    API寄りのphysical schema。

    src/domain/transaction/schema.ts

    physical modelと変換rule。

    supabase/migrations/
    教材の参照元を確認する — Source Trail ↓
  4. 05
    自分の言葉で説明する — EXPLAIN

    LEVEL 1 — やさしい説明(まずここだけ)

    なぜtableの物理定義だけでなく、業務概念からの対応関係(lineage)を追える必要があるのでしょうか? 短い2文を目安に説明してください。

    日常語だけで完了できます。専門用語の数や正誤を自動採点するものではありません。

    ヒント1を見る

    「Lineage」という言葉を使って書いてみましょう。

    ヒント2を見る

    物理的なtable定義と業務概念のどちらが先に決まるべきか考えてみましょう。

    もっと詳しく:LEVEL 2 — 専門用語を使った説明(任意)

    Conceptual Model、Metadata、Lineageの3つを使って、データの意味を守る方法を説明してみましょう。

    挑戦する場合は、上の説明欄に追記できます。追加しなくても完了できます。

    説明の確認ポイント — Checkpoint
    • 物理定義だけでは意味を保証できないと説明できる
    • 1つの値が複数の記録へどう伝播するか追跡できると説明できる
予想5文字以上・証拠2項目・説明20文字以上で完了できます。

証拠の確認:0 / 2。LEVEL 2(専門用語での説明)は任意です。

入力はこのブラウザに保存されます。Academy教材の進捗とは別の学習メモです。

理解を確かめる — CHECK YOUR UNDERSTANDING

3問で理解チェック

答えを頭の中で考えてから、各項目を開いて確認してください。

Q1ER図だけでData Architectureを表せますか?
答え

不十分です。意味、owner、flow、quality、security、lifecycle、利用先も必要です。

Q2lineageはtable間のcopyだけですか?
答え

違います。計算rule、code version、手動補正、report・AI利用まで含めます。

Q3Minibankでlineageを試す題材は何ですか?
答え

振込金額がrequestからvalidation、journal、残高、audit、画面表示へ届く経路です。

ここまで読めましたか?

完全に暗記する必要はありません。大切な考え方を説明できそうなら押してください。

業界・外部の参照元 — INDUSTRY / EXTERNAL SOURCE

業界資料・参考文献

一般論と業界知識の根拠です。外部サイトを新しいタブで開きます。

教材の参照元 — SOURCE TRAIL

根拠と関連教材

CURRENT IMPLEMENTATIONは確認したrepository内の実装です。HISTORICAL IMPLEMENTATIONは導入・修正の履歴で、後続migrationによる再定義があり得ます。RELATED LESSONは教材への案内で、実装の一次Sourceではありません。ASSUMPTIONは仮定、UNKNOWNは未確認を表します。

確認基点: d02eae8914f39cbf06bfe422dc39c71886f82b3e / 2026-09-11。稼働環境への適用確認: UNKNOWN。パス実在の自動検査と、記述した技術的事実の確認は別です。

  • 現在の実装 — CURRENT IMPLEMENTATIONsrc/domain/transaction/schema.tsAPI寄りのphysical schema
  • 現在の実装 — CURRENT IMPLEMENTATIONservices/payment-service/src/main/java/com/minibank/payment/domain/Java domain projection
  • 過去の実装 — HISTORICAL IMPLEMENTATIONsupabase/migrations/physical modelと変換rule